LPIC レベル1 LPIC レベル1 を受験.LPIC ( http://lpi.or.jp/) はLinuxの認定資格.特徴は,国際的な資格であること,純粋にLinuxを対象とした試験であること,など.LPICは,LPIという海外の組織が認定する資格であり,従って多くの国で有効である.また,特定のディストリビューションに極力依存しないよう,配慮されている. LPICには レベル1〜3 まであり,3が最難関.上位レベルを受けるには,下位レベルの合格が必要.例えば,レベル2を受けるには,レベル1に合格していなければならない. 各レベルには複数の試験があり,例えばレベル1には,101試験と102試験がある.この両試験に合格して,ようやくレベル1に合格した,ということになる. 私は初心者なので,今回は101試験を受けた.試験内容は,一般的なLinuxユーザに,少しだけサーバ管理の知識を要求するようなもの.基本的なコマンド,ハードウェアとのインターフェイス (/procとか),ファイルシステム,ユーザ管理,などなど. 試験中,気になったのは,試験問題の文章.LPIが日本の組織ではないので (LPI-Japanは存在するが),オリジナルの問題は英語.受験申込時に受験する言語を選択でき,私は日本語も選んだ.まぁ,英語の能力を測る試験ではないので,これ自体は妥当だと思う.しかし,問題文に,意味不明な日本語が含まれていた.一応,元の英語の問題も見れるようになっていたので,こちらも合わせて見ることで理解はできたのだが.たぶん,専門技術に精通しない方が翻訳しているんじゃないかと思う. 試験には合格した.学生時代にサーバ管理を経験していたのが大きかった.2日程度の準備で十分だった,言い換えれば,それだけ実用的な内容を対象としていると言える.同時に,独学で学んだ内容には,偏りがあることを実感した.試験範囲は,熟知している分野と,全く知らない分野に,大きく分かれた.自身の知識を整理し,広い知識をバランス良く理解するために,適した試験だった. とりあえず,次は102を受けよう.