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RAIDの構築

概要   ソフトウェアRAIDの構築とディスク故障時の復帰方法を述べる.ソフトウェアRAIDの実現手法として,DM (Device Mapper) とmd (Multiple Devices) があるが,ここでは後者を利用した構築方法について説明する. RAID1 構築   以下では,/dev/sdaと/dev/sdbを組み合わせてRAID1を構築する場合を例に示す. デバイスファイルの作成 # mdadm --create /dev/md1 --Level=1 --raid-devices=2 /dev/sda /dev/sdb   上記コマンドで,/dev/md1にRAID1を構築する.RAID1の構築に,/dev/sdaと/dev/sdbを使用する.--raid-devicesオプションで使用するディスク数を指定する.   コマンド実行後,RAIDが構築されるが,これには少々時間が掛かる.以下のコマンドで進捗状況を確認できる. # cat /proc/mdstat 設定ファイルの記述   このままでは,マシン再起動後にはRAID情報が失われるので,再起動時にもディスクを認識できるよう,設定ファイルを記述する.   まず,以下のコマンドで現在のディスク構成情報を確認する. # mdadm --examine --scan ARRAY /dev/md1 Level=raid1 num-devices=2 \ UUID=397eb5bc:2b8efc23:14593eda:61f26147 # vi /etc/mdadm.conf -- DEVICE partitions ARRAY /dev/md1 Level=raid1 num-devices=2 \ UUID=397eb5bc:2b8efc23:14593eda:61f26147   DEVICE行に,RAID1を構成するディスクを記述する.「DEVICE /dev/sda /dev/sdb」とも書けるが,「DEVICE partitions」と書くと,/proc/partitionを参照し,ある程度自動に判別する. ファイルシステムの作成   以下のコマンドで,ファイルシステムを作成する(以下はext3の場合). # mke2fs -j /dev/md1

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職歴 2010年 東京工業大学 大学院情報理工学研究科 計算工学専攻 修士過程修了 2010年 パナソニック株式会社 入社 2012年 schememonoに参画(プライベートグループ) 実績 大学 メニーコアプロセッサアーキテクチャ開発 CPUに数百コアが搭載される時代の到来に向け、最適なプロセッサアーキテクチャを、システムソフトウェアとハードウェアの両面から検討。加えて、性能評価システムも開発。 パナソニック TV/Blu-rayディスクレコーダ向け、基本ソフトウェア開発 (2.0年) Linuxカーネル開発 ドライバ開発 起動高速化 タスクスケジューリング最適化 デジタルカメラ向け、ネットワーク機能開発(1.5年間) Wi-Fiモジュール商品搭載 ネットワークミドルウェア開発 リモート撮影機能 スマートフォン/タブレット保存機能 PC保存機能 クラウド保存機能   通信プロトコル設計 デジタルカメラ/デジタルムービーカメラ向け、コーデック開発(1年間)  4K動画コーデック新規開発 360fpsハイスピード動画コーデック開発 全108動画モード画質チューニング ウェアラブルカメラ向けコーデック開発 ストリーム配信用QoS機能新規開発 エネマネ関連商品開発 (現在) schememono Webフロントエンドを中心に実験、結果をlabサイトにて公開 unkai向けソフトウェア開発 RPi向けソフトウェア開発 RPi操作用スマートフォンWebアプリ開発